日本に一時帰国しているときとアメリカに来てから
なぜかこのテーマについて考えていたので
少し記録しておこうと思う。
人類の祖先はサルだったとすると
最初は天敵から逃げて隠れて
木の実なんかを集めて食べていたんだと思う。
でも、次第に道具を使えるようになって、
天敵から身を守れるようになり、
同時に食べ物の獲得方法として採集に加え狩猟という選択肢が増えた。
ここで、狩猟民族と採集民族(後の農耕民族)に分かれる大きな分岐点があった。
僕が考えるに狩猟民族になるか採集民族になるかの背景には
気候が大きく関係していると思う。
熱帯、温帯、冷帯、寒帯にわけると、
熱帯には植物が潤沢に存在していて
温帯には植物がそれなりに存在していて
冷帯には植物が多少存在していて、
寒帯には植物が余り存在していないということになる。
植物から採集によって得られる食べ物の量は
熱帯>温帯>冷帯>寒帯ということになる。
食べ物を手に入れるという理由では
より生命の危険の少ない採集を選択するほうが賢い選択だと思う。
そのため、人類の祖先はできることなら楽な採集で食べ物をまかないたかったと思う。
つまり、熱帯や温帯は比較的労力をはらわなくても食べ物が手に入ったのだと思う。
(食べ物を確保する労力を使わない代わりに、文明を発展させることに労力を使った。)
しかし、冷帯や寒帯のように植物の少ない地域では
採集だけで生き延びることが難しく狩猟をせざるを得なかったのだと思う。
そして、それぞれがより容易に食べ物を手に入れるために
狩猟民族は武器の開発や戦略を考え
採集民族は農耕技術の開発や統治を考えた。
このように生活の場所により、
それぞれの人たちは違う文化を持つようになった。
そして、その文化の違いが今の考え方に大きく影響を与えている(と思う)。
つづく
P.S.
狩猟民族だから狩猟しかしないとか農耕民族だから農耕しかしないということはないと思う。
要は割合の問題。
P.S.2
それから狩猟民族の方が生死に常に瀕してきただろうから、生きることに貪欲だと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿