僕は田坂広志という人のメールマガジンをとって読んでいるのだが、
それを読んではっとさせられることがあったので、
ここに載せてみたい。
インターネットの世界に、
「グローバル・リッチ・リスト」と称するサイトがあります。
自分の年収を入力すると、自分が、いま、世界の63億人の中で、
何番目に裕福な人間かを教えてくれるサイトです。
そして、このサイトは、
もし、年収4万ドルを入力するならば、
それが、現在の地球に生きる人々の中で、
上から3パーセント以内の豊かな人間であることを
教えてくれます。
これは2004年に書かれた文章ですが、
3パーセントが10パーセントにせいぜい変わるくらいでしょう。
で、日本の平均給料が500万円くらいだということを考えると、
日本って中流階級というよりは上流階級だってことがわかってきます。
そして、世の中には家も家族も衣服も食事も何も足りてない人がいることも
容易に想像できます。
たしかに、僕は旅行を通じてそういう人たちに会ってきた。
でも、それが当たり前とは思わずに
あくまで僕が当たり前でその人たちが経済的に貧しいのだと思っていた。
でも、そうではないことに気づいた。
僕は異常な環境にいる。
そして、世界ランキング的に見てお金持ちなのに
もっとお金もっとお金と考えている自分がいる。
お金持ちがよりお金持ちになるシステムというのは
間違っていないんだと思う。
世の中でお金はお金のあるところに
今この一瞬も集まっている。
そう考えると、今回の世界恐慌というのは
世界的ランキング的に見て小金もちな人たちが経済的に損失しただけで
世界的にはたいした出来事ではないのかもしれない。
2 件のコメント:
実際には上位0.1%の人たちが世界の富の99%を所有していることのほうが問題ですね。
> Uniさん
それはかなりの問題ではあります。
コメントを投稿