2009年1月21日水曜日

さきがけ

JAIST-UCLAのジョイントセミナーで一緒になった研究員から
予算に関するアドバイスをもらいました。

それは「さきがけ」という予算についてです。

「さきがけ」という予算は研究者個人に与えられる予算で、
これがあるといろんなところにお金を持っていくので
就職が楽になるそうです。

ただし、さきがけは分野が特定されているので
分野が一致しないと難しいらしいです。

さきがけは多少無理そうなことでも
その人なりのオリジナリティを持って自分で考えたテーマであることが大事らしいです。
そして、自信を持ってやっている姿勢が大事らしいです。
論文とか実績がほとんどなくても通ったりする珍しい予算です。

その人の研究はオリジナリティにあふれているので
通ってその通りだと思うのですが、
面接で困ったことを質問されたらしいです。
でも、その困った質問を正直に認めそのうえでこうなると思うって答えたらしいです。
そうすると、面接に通ったらしいです。

ちなみに、その人はさきがけの会合で
君の面接にはだまされたと今では言われているらしいです。

興味深い内容だったので、みなさんとシェアしたいと思います。

先生も人間です。

ネットが開通したので、ようやくたまったネタをアップできます。

この前の木曜金曜と、JAIST-UCLAのジョイントセミナーがあったのですが、
そのあとの懇親会でようやくうちの教授とまともに会話をしました。
で、僕が既婚者であることなどを話すわけですが、
すると少し残念そうな顔をしました。

遊び友達が来たと思ったみたいで
独身男性らしい遊びを一緒にできると思ったようです。

ま、それはいいのですが、
僕は最初JAISTの人と話していました。
そこに、教授と友達がきて話したわけですが、
教授が「お前もビール飲むか?とってきてやるよ。」と聞かれたので
飲みますと答えると、仮設バーにビールを取りに行きました。

その間、また日本人と話していたのですが、
教授にビール取りに行かせてもいいものかと思いつつも
実際に取ってきてもらいました。
少し時間がかかっていました。

そして、教授は別のJAISTの人が東大出身だよって言ってくれたので、
ここに来てる人の中で東大出身の人が多いことを伝えました。
にもかかわらず、あの人は東大出身だあの人は東大出身だって繰り返し、
最終的にその東大の人を僕らのテーブルに呼びました。
その人は日本の理系には珍しく女性研究者で、元マテリアル工学出身だったようです。

読んだあと話をしていましたが、
次は友達にあのバーテン韓国人だぞ、電話番号聞いてきたほうがいいぞっていうわけです。
ここで、ようやくわかりました。
そのバーテンも女性でした。

うちの教授は結構女好きです。

そして、懇親会が終わった後に
その日本人女性とその付添外国人研究員を連れて
飲みに町のバーまで行きました。

そこで、最初は全員で飲んでいたのですが、
途中から僕は友達と、日本人女性は外国人研究員と、教授はバーにいた見ず知らずの白人女性と
話していました。

学生の前で、ナンパです。

友達曰く、教授はいつもあんな感じだよ。
去年のクリスマスに彼女に振られて
それ以来飲みに行くと相手を探しているんだよ。

なるほど、でも明らかに一対一に持っていっているそのテクは
すごいと思いました。

どちらかというと色グロで白人は難しそうなのに・・・。

アメリカは自由の国だと
改めて思いました。

P.S.
そのあと二人がどうなったかはわかりません。
ぼくと友達は二人が盛り上がっていたので、
先に帰るよって行って店を出たからです。

これぞ、アメリカ流と友達は言ってました。

2009年1月20日火曜日

上下関係>論理性

うちの研究室は
スペイン人:一人 (ポスドク)
ロシア人:一人 (ポスドク)
アジア人:一人 (マスター)
韓国人:二人 (ドクター)
日本人:一人(僕)
インド人::一人(教授)
とアジア人が多いです。

ネイティブがいないので、僕が聞き取りやすい感じです。
教授の英語がきれいでかっこいいので
教授とたくさん話して彼の英語をコピーしようと思います。

で、教授と話していた時のこと。
教授にアメリカはいいか?って聞いてみました。

すると即答です。
「イエス」

その理由は、
アメリカは年上の言うことが絶対じゃない。上がダメと言っても、やりたければ「どうしてやらないんだ」って言って、やりたいことをすることができる。上が反対することを若い人がすることで、全体としての研究の幅(想像力)が広がる。これは、研究する上で大きいんじゃないかって思う。だから失敗してもいいから、自分のやりたいことをできる。そして、あきらめない限りそれは失敗ではない。だから、お前の研究もやってみようと言うことができた。
らしい。

たしかに、日本では上の言うことに若い人が意見をぶつけると、
なんだかんだで上の人は自分の意見の正しさを守るために
理由をつけて反対することが多い。

こういうのはアジア的であって、
教授であろうと友達であろうとファーストネームで呼び合う
ヨーロッパだからできる上下関係ではなく正当性の是非だと思う。
もちろん、上の言うことは経験的に判断していることだろうから
あながち間違っていない。

ただ、経験で駄目だからと言って
行動しないのは可能性を摘んでしまう。

材料の開発なんて、百打てば一は当たるって感じの研究が多いわけで、
これを経験で否定してしまえば夢の材料は発見されないだろう。
青色LEDなんかも開発がずっと後になっただろう。

ただ、これは僕が聞いていたアメリカの研究手法(論文のために確実性の高いことをやる)とは違う。

僕の考えでは、論理だけでも経験だけでも駄目なだけでそのバランスが重要。
経験的に良さそうなところを論理的にしぼって、その絞った周辺を経験的に確かめる。
そして、絞り切った部分を論理的手法で攻めてみる。
それでだめならある程度経験的に。
そして、説明は論理的に。

この考えそんなに悪くないと思うけど・・・。
一度、教授に研究を考えるときはどうしているか確認してみようと思う。

P.S.
うちの教授は若いけど、Natureに論文を通したり、イリノイ大で優秀賞をもらったり、IBMで研究した経験があったりする。
なので、良い研究をするポイントのようなものはきっと知っているはずだから。

研究も資本主義です。

うちの研究室の教授はテニュアトラックでこの3年で結果を求められているようです。
テニュアトラックというのは期限つきのポジションから期限なしのポジションになるための
試験のようなものです。

この試験で求められるのは、もちろん結果ですが、
少し様子が違うようです。

僕らが考える結果というのは論文数ですが、
教授たちの考える結果というのはお金をどれだけ取ってきたかです。
ここまでは、想像できた人もいるかと思いますが、
そのお金の金額が大事になってきます。

うちの教授はいくらお金をもらっているのかはわかりませんが、
たとえば2,000,000ドルのお金をもらったとします。
そうすると、2,000,000ドル以上のお金を持ってくることが要求されます。
それが出来なければ、クビらしいです。

厳しいー!

つまり、こういうことです。
2,000,000ドルの投資をしたんだから2,000,000ドル以上のリターンを求める。
実に、アメリカらしい資本主義に根差した考え方です。

僕は今まで教授の評価はどうして取得したお金の総額で決まるか分かっていませんでした。
しかし、今ならわかります。

しかも、年利10%で回せるよりも、年利30%で回すことが求められるわけです。

ただ、今の日本の研究市場でそれを達成するには
世の中のはやりに乗らないと実現が難しいです。
企業にせよ、国にせよ、
それぞれははやり以外のことに投資したがりません。

僕は大学に自由を求めて残りましたが、
少し考える必要があるのかもしれません。

はやりにうまくマッチさせて自分のやりたいことを主張するというスキルが
一番必要なのかもしれませんね。

コーヒーショップでネットができる。

ずいぶんご無沙汰しております。
もっと頻繁に更新をする予定だったのですが、
こっちについてみるとネットにつなげる場所がなかったので
更新できませんでした。

当初、こっちに来たらアパートにはある程度生活用品がそろっていて
契約さえしてしまえば普通に生活できるようになって、
どこかでネット出来ると思っていました。
せめて、ネットカフェとかあると思っていました。

が、いざ生活始めてみると、
家は生活用品をそろえることから始まるし、
電気、ガス、ネットの契約をしないといけない。
しかも、それを電話でするってなると何言ってるか分からないんですね。

という感じで、普通の生活することが難しい状況が続いていました。

ネットにつながらないと、
ブログの更新は勿論、メールチェックや今の状況の連絡を取ることもできません。
そこで、なんとかネット出来る場所を探しました。

ひとつはUCLAの建物の外。
ここは一度ゲストのアクセス権限を期限付きでもらったので、
使えることが分かっていました。
でも、わざわざそのためにキャンパスまで行って、
建物の外でネットっていうのもなぁと思いましたが、
昨日それをしてきました。

使えないよりも、ずっと良かったです。

二つ目は、コーヒーショップ。
LA(UCLA近辺だけ?)のコーヒーショップはワイヤレスでネットに接続できます。
コーヒー一杯で何時間でもネット出来ます。
接続にはIDとかどこかのプロバイダとの契約も必要なく便利です。
近くの席の人はコンセントをさしてネットしているくらい普通に使えます。
ただ、店が開いている時間だけなので、日本との会話を楽しむことはできません。

このフリーでネット出来る環境は近いうちに日本にも輸入されるんでしょうね。

にしても、持っているPCがワイヤレスついてなくて、
USBワイヤレスをもってきたのは
大正解です。

LAに来るときはぜひワイヤレスを持ってきてください。

P.S.
ネット出来るところでは店内で誰かがPC立ち上げているのでわかりますし、
入口にTotally Free Wi-Fiという表示があったりします。