2009年2月21日土曜日

海外キャッシング 最終回

前回までのお話はこちら。
http://ucla-2009.blogspot.com/2009/01/1_27.html
http://ucla-2009.blogspot.com/2009/01/2.html
http://ucla-2009.blogspot.com/2009/01/3_29.html
http://ucla-2009.blogspot.com/2009/01/4.html
http://ucla-2009.blogspot.com/2009/01/5.html

さきほど、
嫁さんとスカイプをしていたら、
嫁さんから沢山郵便きているよと
封筒を沢山見せられた。

全部で5通くらいあったけど
そのほとんどが請求関係の封筒だった。
そして、その中にカード会社からの封筒がひとつ見つかった。

どうやらいつもの請求書のはいった感じではない
ということで、開けてもらう事に。

すると、中には一通の手紙があった。

読んでみると、
キャッシングしたお金を登録口座に振り込んだから確認してくれというもの。
ネットバンクで口座を確認してみると2月18日に振込みが完了している。
いろいろ大変だったものの、チャージバックに成功したらしい。
やったー!!

でも、待てよ。
チャージバックだったらキャッシングしたっていう記録消してくれたらいいのに。
これじゃ、利息と振り込み手数料を多く取られることになってしまう。

ということで、
カード会社に問い合わせてみた。
あいにく、週明けにならないとはっきりしたことはいえないということだったけど、
月曜には回答を用意しておいてくれるらしい。

ま、前の段階で利息はつかないって言ってたから
最悪の場合でも利息は払わないですむようにできそうだ。

と、なんだかんだで20万円近く損せずにすんだ。
20万円稼ぐとなると結構大変だし、
次のお金問題が僕には浮上しているわけだから
本当に助かる。

ちょっと僕に運気が流れ込んできている感じがする。
これを皮切りに良いことを立て続けに起こしていきたい。

それにしても、
ブログのねたを提供してくれた、
LAのATMとカード会社にはありがとうといいたい。

P.S.
ありがとうといいたいのはちゃんとお金が返ってきたからです。
もちろん。

P.S.2
ちなみにカード会社との通話は全部スカイプでやりましたが、
かかったお金は400円しませんでした。
結構やり取りに時間かかったのに、この安さは破格だと思います。

アメリカでも西と東では違う?

どうもMOEMOEさんから聞いていたアメリカと
僕が経験しているアメリカはかなりギャップがあると思う。

ミーティングとか研究する雰囲気とか人間関係とか。

それもこれも結局
西と東の違いなのかなって思う。

そんなに簡単に結論付けるわけにはいかないけど、
なぜか西と東って言うのは、意味があると思う。
西海岸と東海岸。
関西と関東。
どうも同じ傾向を見出してしまう。

で、友達と話していたんだけど、
やっぱり友達も西と東で違うという表現をしていた。

友達が言うには
西の人は余暇を大事にする。
東の人はルールを大事にする。
気候のせいかなぁといっていた。

僕はアジア的考えか西欧的考えかって所じゃないかなって思う。
あと、金融とかビジネスの中心か娯楽の中心っていうのもあるのかもしれない。

金融とかビジネスの中心ではなんだかんだで一般に言われる頭を使う仕事が増えるので
高学歴な人の数が増える。
その結果として、まじめな人が増えるために規律に応じる人が増える。

一方、娯楽の中心では楽しければいいという考えが浸透するので、
まじめに現実的なことより感覚的で楽しいことを選んでしまう。
その結果として、規律もいいけど楽しく過ごそうよという人が増える。

そうすると、友達が言っていた傾向がぴったり当てはまる。

まぁ、仮説に過ぎないけど、
それなりの説明にはなっているかなと思う。

P.S.
ちなみにうちの研究室は休みの日にも仕事をするアジア的な研究室です。
というか、休みの日に仕事をしている人は仕事をパラレルで抱えすぎだということがわかりました。
それが余暇だといいんですけどね・・・。

英語がうまくて当たり前の世界。

今日の研究室ミーティングは3時間半と
僕の所属する研究室史上最長のものとなった。
日本で3時間半って言ったら別にいつもどおりかと思うけど、
こっちでは金曜の夜にその長さはありえないとみんな言ってた。

僕にとっては、
英語漬けの3時間半で集中力がもたないのが問題だ。

気をつけて聞けば聞けるものでも
ずーっとつづくと気を抜いたときに聞き逃して
意味がわからなくなってしまう。

でも、こういうのを繰り返すことで
どんどん慣れていって、英語の問題がなくなることを期待したい。

そういえば、日本で在籍する研究室の准教授は
英語がうまいと研究室でうわさだけど、
この辺に住んでみるとそれが普通なことなんだなってことに気がついた。
(注:准教授もUCLAに2年くらいいた。)

もちろんそうではない人はたくさんいるけど、
ほとんどの人が普通に准教授レベルの英語を話している。
それも、その辺の日本人がだ。

やっぱり長くすむと
それなりに友達もできるし
英語もどんどん話すようになるんだろうなって思った。

僕がここにいるのはたった半年(の予定)だけど
その間にどこまでここになじめるかがキーになると思う。

それにしても、
うちの准教授の論文の書きっぷりはやっぱりうまいと思うので、
どういう風にしたらそうなるんだろうって思ってしまう。
もっとこっちになじむとそういうのもわかってきそうだ。

結局のところ一般論に帰着するけど、
話し英語も書き英語もどれだけ使ったかというのが、
大事なんだと思う。

P.S.
ちなみに、現地に数年いてもまったく英語で話せない人もいるし、
英語が話せなくてもコミュニケーションをさせている人もいる。
結局、言葉は道具に過ぎないってことが良くわかる。

2009年2月19日木曜日

生きている感じのする芝生


家の近所には芝生があるんですが、
こっちの芝生は一味違う。

何が違うというと、生きている感じがするんです。
きっと人工で作ったんだろうけど、
生きている感じがするんですね。

なんでかなーって思って
芝生の上を歩いてみた。

すると、その芝生は
単に芝生ではなくて、
クローバーや他の雑草たちも混在していた。
そして、そこにミツバチをはじめとした虫がいるんですね。

それを見て妙に納得しました。

それから、こっちは芝生のところだけというわけではないんですけど、
花のにおいとか木のにおいとか
外にでるだけでふっとにおって
懐かしいいい感じがするんです。

こういう、人間の本能に直接働きかける
理屈抜きのいいって言う感覚が
きっと生きている感じをかもし出しているんだと思った。

P.S.
アメリカは人工的なものが多いけど、
このにおいは人工的ではないと信じている。

LAのスーパーにおける日本との違い


僕はこっちに来てから9割くらい自炊をしています。
日本食が充実したスーパーに友達が連れて行ってくれるし、
近くのスーパーで普通の食材はそろうし、
なにより自炊したほうが安くあがってうまいものを食べれます。

ま、そんな生活を送っているので、
スーパーで食料品を良く買っています。
で、歩き回っていると、
こんなものがあるんだって言う発見をすることができます。

まず最初に缶詰。
ここの缶詰のバラエティーの多さには仰天します。
スープやソースがあるのは当たり前ですが、
豆やほうれん草、トマトなどいろいろとあります。
特に豆缶はそれだけで20種類くらいあるんですからびっくりします。

他にもかわった油がある。
ぶどうの種油とかピーナッツ油とか見慣れないラインナップ。
僕はふつうにピーナッツ食べすぎだから
ピーナッツ油は食べれないけど、
ちょっと試食し手みたいです。

フレーバー油というものもあって
油ひとつでもいろいろあるんだなぁと思いました。

そして、アメリカといえばでっかい肉ですが、
これは期待にこたえてくれます。
鳥一羽丸まる置いてあったり、
数キロはあるだろうハムの塊を20ドル以内で売っている。

いつか誰かお客さんが来たら、
これかって一緒に食したら思い出になるなぁと
勝手に思っています。

さて、こういう僕を誘惑する食料品がいろいろあったのですが、
その中からひとつだけ衝動買いをしました。

買ったのは、「ほうれん草缶」です。
ほうれん草缶といえば、小さいころよく見たポパイを思い出したからです。
で、結果としては変な味がついていてあんまりおいしくありませんでした。

ちからこぶはあまり大きくならなかったけど、
きっとポパイのように強くなれた気がします。

ちなみに、オリーブは買っていませんが。

P.S.
スープ缶も何度かかっていますが、
それなりにおいしいです。
手軽で簡単なのでちょっと面倒だと思うときに
重宝しますよ。
P.S.2
そういや栄養ドリンクも日本みたいに感覚的じゃなくて
具体性を押し出していたので面白かったです。

車社会の買い物の仕方

LAでの買い物は基本的に車+ショッピングカートというのが基本です。
まず、車でスーパーとかディスカウントショッピングに出かけます。
そして、ショッピングカートを拾ってきて、
店の中を徘徊します。

そして、バンバンショッピングカートにほしいものを入れていきます。
ショッピングカートの大きさは日本のカートの2倍から3倍くらいあると思います。
そのショッピングカートには日本のようにかごをいれずに
欲しいものを直接カートに入れます。

中にはほんの少しのためにカートを動かす人もいれば
カート山盛りに買い物をする人もいます。

そして、カートからレジ述べるとコンベアに商品をセルフサービスで乗せていきます。
前の人との境界にはここまでですを示すバーをおきます。
レジのおばちゃんと軽く挨拶をして
支払いを済ませて、袋に入った商品を
もう一度カートにつめます。

そして、カートごと駐車場に戻り
カートから袋に入った商品を車に移し変えます。
移し終えたら、カートを駐車場にあるカート置き場において
買い物終了です。

このやり方だと日本の買い物のように
両手に荷物いっぱいという状況にならず
非常に便利です。

さて、そんなことをいっている僕ですが、
僕は車もないのでカートを使わずにかごを使って買い物しています。
かごいっぱいに商品を入れると
両手いっぱいに荷物がなるもので。

そうすると、しっかり運動もできて
一石二鳥です。

P.S.
カートを車の駐車スペースに置いたりする人もいるのを見るにつけ
こういう制度にすると仕方ないなぁと思います。
あと、カートやかごにごみを残すのはやめて欲しいなって思います。

2009年2月18日水曜日

ルールに残ることと残らないこと

実は、UCLAの学生はちょくちょく死亡している。l

僕が聞いたのは、
2週間前くらいに化学系の学生が一人で実験していて、
薬品を自分でかぶってしまった。
その結果、全身大やけどで死んだ。

それ以来、UCLAの安全管理が急に厳しくなったらしい。
薬品の使用だけでなく、
ガスの管理や放射線の使用時間とか、
何から何まで厳しくなった。
きっとアメリカの得意なマニュアルも分厚くなったことだろう。

最近の日本の研究室も何から何まで厳しくしてしまっているのを思い出した。

厳しくすると、管理する側は安心するけれど、
使用する側はすごく使い勝手が悪くなる。
慣れているやり方でできないと、ちょっとしたところで不便を感じる。

UCLAは自由に研究している感じがあるけど、
これでちょっと自由がなくなったんだろうなと思った。
ただ、こうしていろんな人がいてもうまくやっていくルールが作られていくわけだ。

一方、街中のレストランで、
男が男にナイフで襲いかかったところ、
襲われた男がマーシャルアーツで襲い掛かるナイフを払いのけた。
そのナイフは周りに飛んでいって、
近くにいたUCLAの女性に刺さって、女性は死んだ。

自分を守るためには力をつけたり技術を身につければいい。
でも、自分を守った結果、周りを傷つけることになるんだったら
どうすればいいんだろう。

もちろんそんな事態にならないようにすればいいんだろうけど、
ここはアメリカ。

言論の自由が本当の意味で守られている国だから、
言いたいことは言わないと意見がないことになってしまう。
自分の意見を通すには
どれだけ大きな声で言うかが結構重要な気がする。

そんな場所にいると意見がぶつかることは仕方がない。
そのぶつかった後の処理の仕方が重要なんだと思う。
もしくは、ぶつけ方が重要なんだと思う。

こっちは死者がでたからといって
発言をこれから規制されるということにはならなかった。

発言の規制は思想の弾圧につながりかねないからだろうか。

同じ死でも世の中に影響を与えた死と
影響を与えなかった死。
僕はルールができなかったかもしれないけど、
後者の死をしっかり考える必要があると思う。

English Conversation Programに参加

今日からUCLAで行われているEnglish Conversation Programというものに参加してきた。

このProgramはオリエンテーションで教えてくれたものだけど、
留学生向けに英会話の練習をさせてくれるものです。

レベルは中と上に分かれていて、
一応、チューターみたいな人いわく、
僕は上でいいんじゃないということだったので
上に行くことにした。

そして、今日が初日。

アメリカに来てから、
こっちの人の早い英語に耳がついていかず
苦労していたから上はちょっと厳しいかなと思っていただけに、
うれしいやら不安やらでしたが、
ま、いってみたらわかると思っていってきました。

結果、上でいいです。

このEnglish Conversation Programは留学生対象に英語で話す訓練をします。
留学生対象なのであまり英語が上手な人が集まっているわけでもなく、
僕の英語で十分通用します。

ただ、僕は日本語でもあんまり口数が多いほうではないので
英語で話となると「英語+話題選び」と意識しないといけない作業が増えてしまい、
ちょっと大変なんですね。

それが原因で英語で会話というのも上達しにくいんだろうなって思っていたので、
ちょいちょい話をする機会を作って適当にはなすって言うのを繰り返していれば
そのうち僕の日本語くらいにはなってくれると思います。

このクラスで英語がうまい人は一人だけいました。
その人をちょっとずつ見習って練習していこうと思います。

にしても、上級で通用したので、
僕の英語も捨てたもんじゃないと思いました。

P.S.
Program前後の雑談が一番練習にはよさそうです。

ソーシャルセキュリティーナンバーの申請

今日はソーシャルセキュリティナンバーの申請に行ってきた。

ソーシャルセキュリティーナンバーというのは
もともと社会保障制度の識別番号としてできたのだけど、
いまや個人の識別番号としてアメリカで使われている番号のことです。

つまり、僕に番号が振り当てられて、
その番号に僕の個人情報が結び付けられるわけです。
つまり、この番号と僕の名前を知りさえすれば
僕に成りすまして好き放題いろいろできてしまうわけです。

ではどうしてそんな危険を伴うものを取得するのかというと
この番号がいろんな局面で必要になるからです。
いろんなものの契約において僕という人間を確認するには
これほど便利な番号はないわけです。

ですので、この番号がなければ
僕はこっちでは身元不明者のようなもので
信頼してもらえないんです。
信頼してもらえないと
何か契約するってなってもすんなり契約できなかったり、
デポジットでお金をたんまり先に預けないといけなかったりします。

こういう僕を信じてもらうために
今日はソーシャルセキュリティナンバーの申請に行きました。

やったことはものすごく簡単。
ソーシャルセキュリティーオフィスに行って
番号札を取得して
申請書に必要事項を記入して待つだけ。

待っていると、
番号が呼ばれるのでデスクにいって、
パスポートとI-94、DS2019を渡すだけ。
後は、ちゃちゃっと作業してくれた。

UCLAのオリエンテーションで必要といわれていた
書類の提出は求められなかった。

これがアメリカは人とタイミングでYes/Noが変わるというやつですね。
もし、今後行く人がいたら、きちんと必要書類を持っていくことをお勧めします。

2009年2月17日火曜日

連邦国家


うちの近くに連邦政府ビルがあって、
連邦政府ってなんだっていう風になったので
ちょっと調べてみた。

連邦政府 -wikipedia
連邦政府(れんぽうせいふ)は、連邦制を採用する国の中央政府。通常の国家の中央政府に比べ、内政面では連邦を構成するや国などから一部の主権を移譲されるという形をとっているために権限が限定され、全国レベルに関係のある事項や外交・軍事などを司ることが多い。ただし、国によっては連邦制が形骸化し、通常の国家の中央政府と変わらない場合もある。

ようは、よく言われている、
「アメリカは州によって法律が異なるから、犯罪をしても隣の州まで逃げてしまえば、問題なくなることがある。」って言うやつですね。

これのおかげで
地方の各州はそれぞれの行政を好き勝手できるわけで、
アメリカは大統領が外交とか大きな問題にだけ専念できるんですね。

日本で考えればこういうことか。
各都道府県のことは各都道府県で対応してもらって、
政府は国レベルで考えないといけないことと、
外交だけに専念する。

今の地方自治体制度はどうなっているんだろう。
知事もいるわけだし、それなりに自由度を持って地方行政はやっているようにも見える。
ということは、日本も表立っては違うけどある意味連邦制度なのか??

それにしては、総理大臣が細かい仕事にも追われている気もする。

ちょっと勉強してみる必要があると思った。
その辺詳しい人いたら教えてください。

UCLAの人口分布

UCLAに来て一ヶ月たちましたが、
日本とはすごく違う環境が今でも面白いです。
特に、人口分布。

UCLAはアメリカの大学なので
日本にいると白人が大半を占めていると思いますが、
アングロサクソンとアジア系アメリカンで70%
残り30%はアフリカ系アメリカンとかヒスパニックとからしい。

まさに、人種の坩堝(るつぼ)という感じですが、
70%をしめるアングロサクソンのほとんどは文型や医学系にいるんですね。

そうなると、工学系や理学系にいるのは
その大半がアジア系アメリカンになります。
もちろん、アジアからの留学生も多いのですが、
アジア人の親を持つアメリカ国籍の学生が多いということです。

なので、周りを見ると、
アジアなのかなぁという気持ちに少しなるときがあります。

また、日本の工学系や理学系と違うのは
UCLAは普通に女性率が高いということです。

その理由はおそらく、
文系にいくとアメリカで育ったアジア人とはいえ
言葉の壁や文化の壁があるためだと思います。

なのでアジア系アメリカンは工学系や理学系に進学することになり、
結果としてアジア系アメリカンは男女問わず理系進学が多くなる。
その結果として、理系の女性率が多いんだと思う。

P.S.
LAには日本人が数万人、韓国人が十万人くらい、中国人が百万人くらいいるらしい。
西海岸はアジアから近いアメリカだからこうなるんでしょうね。
ということは、東海岸にはアフリカ系とヨーロッパ系が多いんでしょうね。

ディスプレイ方法の違い

さて、少しずつネタはたまる一方ですが、
どんどん更新していきましょう。

日曜日に家の周りを散歩していたときのことです。
メインストリートを歩いていると
いろいろとディスプレイされてあるので
普通にウィンドウショッピングを楽しめます。
(というか、日曜はほとんどの店がしまっているので
 実際にショッピングはできないのですが。)

で、いろいろ面白いものを見つけるんですね。

例えば、ウェディングケーキを飾っている店。
じゅうたんを大きな窓一面に飾っている店。

こういうのを見ているだけでも
すごいなぁと思います。

普通ケーキ屋さんでウェディングケーキをアピールして
商売しているケーキ屋さんなんて日本では見かけませんし、
じゅうたんを売るとしても店の内側で飾ってある程度です。

僕は日本的な考えをしているので(たぶん)
ケーキを売るならもっと普段から売れているケーキをディスプレイしたほうがいいと思うし、
じゅうたんを売るなら、じゅうたんを使って楽しい生活をイメージできるようなものと
組み合わせたディスプレイをしたほうがいいと思います。

こういう違いを目の当たりにすると、
やっぱり感性が違うんだろうなって感じますね。
おそらく、こっちの人がいろいろ試した結果だろうと思うので、
僕のやり方よりもこっちの人のやり方のほうがぴったりなんでしょうけど。

こういうの見るだけでも、面白いですね。
P.S.
こっちの高級品店(時計やアクセサリー)は閉店とともに
商品をショーケースから片付けてしまいます。
なので、展示の箱や台だけが置いてあります。
まるで、ルパンが入った後のようです。

2009年2月16日月曜日

これが釣堀か??


今週末は月曜日がリンカーンの日で三連休ということで
釣りに行ってきました。
といっても、僕は車のライセンスもないので
mixiで知り合ったKさんに連れて行ってもらいました。

朝4時過ぎに家の前まで迎えに来てくれ、
そこからIrvine Lakeという釣堀に行きました。
釣堀といっても、富士五湖のひとつ分くらいのサイズがある
大きな釣堀でボートを借りて釣りをしました。

ついたときはまだ日も出ておらず
すごく寒かったです。
こっちにきて初めて霜を見ました。
これは寒いと思いましたが、
LAにもって来た服が少なかったのでかなり寒かったです。

さて、今回は初めてのルアーフィッシングで
虹鱒を狙っていったのですが、
どんなに探しても虹鱒がいる気配すら見つかりませんでした。

Kさんは以前釣りガイドをしていたくらいの釣り名人で
釣りプロと一緒に釣りをしたり、釣りプロに連れた魚を提供したりするくらいの人です。
その人をもってして虹鱒にあえないのであれば
もうお手上げです。

毎週待つに5000匹の虹鱒を放流しているのに、
その気配すらない。

そして、船釣りをあきらめ小さな池に行きました。
その池は子供用釣堀と呼ばれていたのですが、
その池では普通の釣堀では大の大人たちがほとんど釣り上げれないにもかかわらず
それなりに魚を釣っていたからです。

いってみると、Kさんは3匹ルアーで釣り上げました。
餌釣りでは一匹も釣れませんでしたが。

僕はあたりが一度あったくらいで、
釣竿を投げる練習をした感じになりました。
ルアーフィッシング難しかったけど、
釣れると楽しそうだなって思いました。

また行きたいなって思いました。
Kさんありがとうございました。

2009年2月15日日曜日

知り合いの知り合いは知り合い。

先週の月曜日に知り合いに紹介してもらったKさんに
いろいろ話を聞く機会をいただいた。

こっちに来て3週間くらいまで
日常英語についていけないし、こっちの生活事情も良くわからないということで
こっちにいる知り合いに片っ端から連絡して
その状況を打開しようと思ったときに紹介してもらったのがKさんです。

が、およそ1ヶ月くらいたつと
それなりにその環境になじんできてしまって
英語の勉強の仕方くらいしか聞くことがなくなってしまいました。

でも、会えばいろいろ得るところも多いだろうということで
会ってもらいました。

勉強の仕方としては、
日本人留学生とアメリカ人が交流して
お互いにお互いの文化を教えあうというサークルを教えてもらいました。
(これについてはまたお話します。)

そして、いろいろ話しているうちに、
Kさんは同じ研究者もいるといいだろうということで
研究者のGさんを紹介してもらいました。

Gさんは大学からアメリカにいてUCB、MITを卒業し、
わたりわたってUCLAにいる研究者で、
Natureも通している凄腕研究者です。
その上、南カリフォルニアの研究者を集めて研究交流する団体のとりまとめをするなど、
研究以外のことでもアクティブな人です。

そして、人間的にも懐の深そうな人で、
これからいろいろ学ばしてもらいたいなぁと思いました。

こういう人と接点をもてたのもKさんのおかげだなぁと思います。
Kさん、ありがとうございます。

研究テーマの見つけ方

若くして凄腕な教授の下で研究をしているわけですが、
http://ucla-2009.blogspot.com/2009/02/blog-post_15.html
ここに在籍する間にどういう風にして研究テーマを探しているのか聞いてみた。

基本的にルートは2本。
・論文を読みまくってその延長上にあるものを考える。
・自分たちの技術の上で何ができるかを考える。

論文を読みまくるというのは、
世の中のトレンドであったり優れた研究結果などのいろんな情報を見ることで
新しい研究の種を見つけるというもの。

例えば、
今の時代は医療とか宇宙とかの研究が華だとか
まったく新しいデバイスの開発が行われたとか。
そして、そこには何がかけているだの
どうしたらもっと発展するだのを考える。

自分たちの技術の上で何ができるかというものは
ある技術を持っていたとして、
その技術を別のものに適応すれば
何か面白い現象は出てこないかなと考えるもの。

例えば、
TEMの中で温度制御ができる。
それならば見ることのできる現象は
拡散であったり形状変化であったり、
相変化であったり。

そこに、面白いものはないかと考える。

で、教授のお気に入りは
学会に参加していろんな発表を聞きながらアイデアを考えること。
すると、別の研究を見ているときに、
自分の技術と新しい研究が結びつく接点があるとのこと。

実はこれ、僕もしてました。

授業中や付き合いの学会の間に自分の研究のこと考えて
夢想にふけっているとなぜか良いアイデアが出てくるんです。

そして、うちの教授のポリシーとして結果は
運とハードワークに比例するというものがあって、
アイデアだしにおけるハードワークは
100個のアイデアのうち1個の素晴らしいがあれば良いというものです。

これは、本当にそうだと思います。

で、バレンタイン企画として、
来週金曜までに10個新規なアイデアを考えてきてねーっていわれました。
このアイデアは没ネタでもいいということなので助かりますが
そんなに1週間でアイデアが出るものかなーと思ってしまいます。

出ると信じて、出してみます。

P.S.
そんなことをいいながら、
うちの教授は僕らのシステムで何かを見れば確実に新しいことだから、
何をやっても良い線いけるよ!って言っている。

これは、何の研究をするかの部分を
100個考えた上で出てきた1個の優れた部分なんだと思いたい。

研究の法則

いろいろうちの教授についていってはいますが
http://ucla-2009.blogspot.com/2009/02/blog-post_7168.html
http://ucla-2009.blogspot.com/2009/01/blog-post_21.html
うちの教授はNature 2本、Science 1本を30代前半で通しているので
かなり優秀な研究者だと思います。

そんな彼の金言を伝えたいと思います。
Luck is propotinal to hard work. We just predict the interesting thing. To get the good result, we have to work hard about that prediction. 1 experiments from 100 is good, that is great.

幸運はハードワークに比例する。われわれは単に面白そうなことを予測できるに過ぎない。良い結果を得るためには予測についてしっかり働くことが不可欠である。100の実験のうち1つの実験がよければ、それは素晴らしいことだ。


なんだかこういう風に書くと、偉い人の名言のように見えますが、
核心をついた言葉だなと思うので金言として紹介させてもらいました。
楽して結果を得ようという空気が日本には流れているけど、
楽するためにはそれなりの努力が必要なことをうまく表現してると思う。
(研究者にしかわからないかもしれないけど)

あ、ちなみに大体こんな風に言ってたなっていう感じで書いているので
表現自体は適当です。

P.S.
アメリカに来るとNatureやScienceに出している優秀な研究者に会う機会が増えました。
すると、NatureやScienceが日本にいるより身近に感じられるようになりました。
いるだけで不思議ですね。

にしても、もっと論文書かないとなって思います。
日本にいても少ないと思っていたけどこっちに来たら話にならないくらいの量しか
論文化できていませんもので。