2009年1月24日土曜日

光って大事ですね。

今朝起きてPCを立ち上げると、
PCがなぜか立ち上がらない。

電源ボタンを入れると、
きちんとBIOSの画面やら出てくるのに、
立ち上がらない。

いや、立ち上がらないのではない。
立ち上がったときのWindowsの音はする。
HDDのアクセスランプは結構点滅してる。

ということは、画面に信号が行っていないということがわかった。

これをSafeモードで立ち上げてみると
あら不思議!?画面に画像が映し出される。
ビデオカードから信号を出力しているみたいである。

で、いろいろ試してみるがうまくいかず。
ウィルスチェックやスキャンディスク、ハードウェアのチェック、ちょっとした設定変更・・・
考えうる限りのことはすべてやりつくした。
でも、依然としてディスプレイは真っ暗なまま。

これじゃどうしようもない。
ということで、思いつくバックアップをとって
泣く泣くリカバリすることに。

リカバリ用の情報が最近のPCには入っているから
その点は便利です。

で、リカバリしたら、画面に明かりが戻ってきた。

ということで、問題はソフトウェア上の問題だったようだが、
昨日はソフトウェアのインストールはしてないし、
ネットがつながって遊んでいたくらいなのに
なんでだろう。

原因は闇の中へ。

それにしても、人は目に頼って生きていることがよくわかりました。
きちんと動作していても見えないだけで使い物にならない。
人にものを伝えるときは、
視覚的に正しく説明することが重要ですね。

P.S.
目に頼って生きていない人は
きっと僕たちにない感覚が鋭くなっているんだろうな。
レイチャールズは耳をつかって
こうもりのように三次元的情報を得ていたんだっけな。

2009年1月23日金曜日

LAでも大地震が来るかも。

記憶にある方もいるかもしれませんが、
ここLAでは昔大きな地震がありました。
そして、その時にUCLAの建物も結構損傷があったらしく
一つ一つ補修作業が行われたらしいです。

そんな大きな地震からおよそ15年。

LAではそろそろ大地震が来るのではないかと考えられているらしく、
研究室では装置を移設したけどどのように固定するかとか、
安いアパートではだめだけど僕の住居はあんしんだよとか
いろいろ言われます。

日本にいても大地震が来るといわれ、
LAに来ても大地震が来るといわれ、
それだけ今の地球は変化しているんでしょうね。

変化のとき、それは新しいものが生まれる
チャンスでもあります。

P.S.
友達のブログにあった動画を見る限りでは、
そんなに大きな変化はなさそうだから安心だとは思うけど。
この動画が真実かどうかは別にして、神秘的な気分になれます。
http://jp.youtube.com/watch?v=R87mFSVws-U&eurl=http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1054496226&owner_id=543107

体調を整える。

今日のLAは僕が来てから初めての雨。

明日から少しずつ研究もスタートするというのに
昨晩から頭痛に悩まされた。
薬を飲んで寝てみたらそこそこ復活した。

これって、留学するまでに
留学準備と結婚準備、新生活のスタート、フランス出張が重なって、
気が抜けたところに時差ボケとLAでの新生活スタートとなったために
疲れが出てきたんだと思う。

日本の先生からはスタートダッシュが肝心といわれているけど
僕のスピードでじっくり加速していこうと思う。

ま、明日から研究スタートといっても
机をもらえるっていう感じ。
それだけでも大きな前進。
明日に向けてしっかり体調整えようと思う。

なんて、どうでもないことを書いてみる。

P.S.
一応、明日免許の筆記試験を受けるかもしれないので
免許の試験勉強を簡単にしておこうと思う。

2009年1月21日水曜日

日本からアメリカのニュースを知る。

アメリカにいればアメリカの情報をいち早く、
肌で感じられるのかと思っていたが、
実はそうではないとようだ。

今日はUCLAの校内に行って、街中を歩いていたが、
オバマさんのことを言っている場所はなかった。

まるで、いつもとなんら変わらない一日。
あるとすれば、UCLAの巨大生協の本コーナーにオバマさんの特集があったくらい。
しかも、その特集にはだれも集まらず、
UCLAの古着市に人だかりがあるくらい。

そして、僕は日本からオバマさん就任のニュースを得る。

アメリカという国が広すぎるからなのか、
それほどオバマさんが注目されていないのか。
それとも、アメリカ人は国政にあまり興味ないのか。
東海岸と西海岸で別の国のようなものなのか。
純粋なアメリカ人が少ないからだろうか。

日本中がアメリカの大統領に騒いでいるのに
アメリカの中が騒いでいない。
不思議な感覚だ。

実は、メディアによる世界の操作でしかないのかもしれない。
明日、友達に聞いてみよう。

P.S.
日本のテレビ番組「隣の食卓」が人気なのは日本ぐらいというくらい、
日本はいろいろ周りを気にしすぎで、
アメリカは別に周りがどうでもいいということなのかな。

インターネットは便利で不便。

LAに来てから、しばらくの間ネットなし生活だった。
(そういや日本の引っ越しの後も、フランスでの短期滞在のときもそうでした。)

こういう生活をするといかにネットに縛られて生きているのか
ってことがわかる。
ネットがないと、情報を取り出すのも一苦労だし、
連絡がつかなくなる。

そして、それがないといろいろと落ち着かなくなるけど、
一方でいろいろと解放された感じになる。

メールの連絡があるとやらないといけないことに追い回されるが、
メールができないとなるとやらないといけないこともできなくなり、
ま、いいかって感じになる。
(きっと迷惑をかけているんだろうけど)

そして、自分の生活に集中することができる。
座っていればなんでもできるという状況から、
うごかないとなにもできないじょうきょうになるわけで、
体を動かすし、情報を探しに積極的に動くし。

そういう状況から、インターネットありの生活を見返すと、
インターネットをすると部屋の中にへばりついているかわかる。
どれだけ、自分の生活がインターネットに支配されていたのか分かった。

そして、今日。
再びインターネットアリの生活が戻ってきた。
すごく便利です。

でも、やらないといけないことが出てきた。
なんと、日本の教授に週報の義務ができてしまったのです。
はぁ。

アメリカが優遇するもの。

日本は外国人にお金を出して、
日本にきてもらっているけど、
アメリカは正反対らしい。

なにせ、アメリカは留学生からお金をたくさん撮って、
アメリカ人に奨学金をあげているらしい。

これは移民の国アメリカがいろんなものをリードしているからだと思う。
留学生の学費(いろいろ込み)は徐々に値上がりしており、
UCLAの場合は2002年は120000ドルだったのが、
いまや2~3倍になっている。

そして、UCLAでは大学が用意する寮は全く安くない。
寮というと日本では格安で生活できるイメージだけど、
UCLAだと1200ドル/月するらしい。
これは月に奨学金などでもらえる金額と同じ額であり、
生活はかなり厳しくなる。

だから、特に留学生は
数人でアパートをシェアして安く生活している。

一方、UCLAでは結婚している学生や研究者に格安でアパートをかしている。
僕のアパート探しのところでも少し書いたけど、
既婚者だといま僕が住んでいるような場所が1200ドルで借りられる。
しかも、ガス・電気・水道・ネットすべて込みの値段である。

これは破格だと思う。
だって、学生一人部屋と既婚者二人部屋が同じ値段。

これを考えると、アメリカ人で結婚していたら
すごく優遇されるということになる。
ガクシン取ると学費免除といううその噂以上に魅力的じゃないですか。

P.S.
アメリカも日本同様結婚することを推奨しているのかもしれない。

地名。

地名がらみの話がたまったので、
いったんここに書き留めておく。

うちの教授の名前が変な名前だったので、
あなたの名前はその辺にある名前なの?って聞いてみた。
すると、どうやら昔の地名らしい。
小さな村だったらしく、今は存在しない。

地名がlast nameになっているってことは、
その名前すっごくいっぱいいるんじゃないの?って聞いたところ
数十人くらいらしい。

友達の車に乗っているときに、
韓国の名前がコリアなのは高麗からきてるんだけど、
日本はどうしてJAPANなのって聞かれた。

よく知らないけど、
たぶん15世紀?くらいにマルコポーロがきて
ジパングって名付けたからじゃないかなって
適当に答えておいた。
(調べてみると、マルコポーロが中国に来た時に日本のことを聞いて、中国語でジーベンと発音したためらしい。)

アメリカの地名は大体どこかの有名な地名でできている。
LAのなかにNYがあったり、LAがまたあるとか。
有名な大学の名前が付いていたり。
そういや、有名人の名前がついていたりするよね。

無料で学生を雇いたい。

今、僕の教授は
僕やもう一人の日本人ポスドクに味をしめて、
無料で人をリクルートする方法を考えているらしい。

僕も教授と最初に話した時に
滞在期間延ばせないかって言われたくらいだ。

こっちではお金を多く払えば払うほどいい学生をリクルートできるので
お金のあまりない研究室には学生のリクルートはなかなか難しい。
ただ、今回僕の教授は良い手段を覚えたはずだ。

日本のガクシンの人をたくさんリクルートすれば、
無料で日本の誇る優秀な人たちに研究をしてもらうことができる。
これに関して、僕は教授に何か言うつもりはないが、
この仕組みを知れば絶対に何とかして利用するだろう。

さて、これに気がつかなかった場合は
無料でアメリカの学生を捕まえようとすることになる。
そうすれば、間違いなく失敗する。
一気に研究の質下がってしまう。
うちの教授はいま瀬戸際に立たされていると思う。

日本食事情。

LAにはアジア人が多いということもあって
ご多分にもれず日本人も結構いる。
話によると数千人いるらしい。
(韓国人は数万人、中国人は数十万人)

ということで、日本人が日本人の生活をそこまで崩さなくても
生活を送ることができる。

アパートの契約をしたその日に、
友達に日本食スーパーマーケットに連れて行ってもらった。
http://www.mitsuwa.com/index.html

そこは日本の生活雑貨が何でもそろっている。
日本のバス用品、整髪料、食器、お酒、飲み物(午後の紅茶の高級ミルクティーなども)、食べ物(お茶漬け、インスタントお味噌汁、ポン酢などなど)。
日本にしかないと思っていたものまでたくさんある。
無料の割りばしも。

その向かいには日本食の店があって
山頭火やうどんどんぶり屋さんなどがある。

そこに、2週連続で連れて行ってくれたので、
おかげさまで、僕は今は夕食を自炊して
日本食で健康管理できている。

ちなみに、そこに来ている客はやっぱりほとんどが日本人で、
友達は最初その周辺に最初は住まいを探してくれていたらしい。
スタートアップの最初の不安な時期にはそこはいいだろうし、
間違いなく友達もすごく増えると思う。

ただ、教授がそこではなくてもっと近くにしろっていったから
今住んでいるところになった。
(ちなみに、その周辺は家賃が750ドルとかで日本価格だった。)

生活に慣れると、きっと今の環境のほうがいいと思う。
英語を普段から話すことができるし、大学にも近い。
せっかくの機会なのでお金を出してでも、
当初の目標がより達成しやすい環境がいいと思う。
(友達100人からは遠ざかったが)

住む場所ひとつで、
UCLAにきた価値は大きく変わる。

P.S.
日本食スーパーに連れて行ってもらっている代わりに
日本食のパーティーをしてくれと頼まれた。
ラボの人全員来たら7人だけど、大丈夫なんでしょうか。
さすがにその人数はきびしいかと。

P.S.2
日本食スーパーMitsuwaのHPを見てみると、
かなり日本食材や日本レストランが充実しているのがわかりますね。

お笑いDVD

アメリカに来る前に、
持っていく物に何が必要だろうかといろいろと調べていたのですが、
そこにお笑いDVDというのが挙がっていました。
http://ucla-2009.blogspot.com/2009/01/blog-post_13.html

それを見たとき、正直ネットもあるしいらないだろうと思いました。
でも今だから言えることがあります。

僕は侮っていました。

というのも、実際にアメリカに来て
まずすることは、家さがしやいろんな契約、生活用品の充実などです。
それを済ませるまでは、なかなか生活が落ち着きません。
そして、生活が落ち着かなかったり知り合いが少ない、ルールも全く違う土地では
2週間目まで不安になったりホームシックになったりしやすいです。

僕は本当にここで生きていけるのかって感じで。
(大げさですがそんな感じです。)

そんなスタートアップの時期は
契約をしていないのでインターネットがありません。
この辺にはネットカフェもありません。
コーヒーショップでネットができることも最近まで知りませんでした。

となると、インターネットがあるからさみしくなっても問題ないと思っていたけど、
インターネットも契約するまでは使えないんですね。
契約してもそこから使えるようになるまで1週間くらいかかるので、
最初の2週間くらいネットにつながらないんです。

僕にとっての最初の魔の2週間、
つまり、一番不安になったりホームシックにかかりやすい時期に
何か気を紛らわせるものっていうのは本当に重要だと思った。

気を紛らわせるという上で、
笑いというのはものすごく強力なツールで
笑うと気持も前向きになるから不安まで払拭してくれる。

僕の場合は本とかHDDの中にあった遊び動画とか
研究室の友達とか
セミナーで会った日本人と日本語を話すことなど
が不安を解消するものになった。

まぁ、研究室にスペースをもらっていたら、
少しは生活のリズムができて不安も解消できたかもしれないけど。

ここでわかるのは、
いかに毎日の決まり切った生活が重要かということだ。

退屈な毎日というのは不安のない毎日で
自分のやりたいことはなんでもできる環境が作り上げられている。
そして、少し変えたいと思えばその気になれば簡単にその環境を変えることもできる。

ただし、まったく環境の違う場所に来たほうが
やりたいけどできなかったことに取り組むには適していると思う。
すべてがまっさらになり、
新しく自分の環境をつくれる、つくらないといけないからだ。

住めば都という言葉とLAの評判の良さを胸に
早く生活になじみたいと思う。

毎週金曜にミーティング

うちの研究室は毎週金曜にミーティングがある。
教授を除いて6人の小さな研究室だけど、
ミーティングには1~3時間かかる。

なぜなら、教授がまだまだ現役で実験などのパラメータまで把握したいという気持ちがあるからだ。

ミーティングは
パワーポイントに電子顕微鏡写真を張り付けただけで何の説明もないものや
電子顕微鏡写真をその場で探しながら話をしたりする。

なので、準備にはほとんど時間がかからない。
ただ、トークが重要になってくるしパラメータなども覚えていないといけない。
(忘れていたからと言って何かあるわけでもないのだが)

そして、ミーティングでは電子顕微鏡写真を見て
教授がそれにコメントしていく。
これをしろ、あれをしろ、これはどういうことだ、あれはしっているか。
という感じで。

延々、そういう会話をする。

質問というよりは、写真を見て雑談という感じだ。
それなのに、数時間かかる。

気楽な感じで負担が少ないし、
具体的な指示を得れることはいいことかもしれない。
なによりも、ペースメーカーになっていると思う。

P.S.
やっぱりミーティングは学生から好かれていない。
ただ、早く切り上げることで週末が長くなるというだけあって
集中している感じがする。

P.S.2
ただ、プレゼンの練習などには一切ならない。
学生の主体性もあまり育たない気がする。

スカートの女性が少ない。

UCLAはキャンパスにいる女性の数が多い。
総合大学だから文系の数も入ってると思いがちだけど、
僕がキャンパス内を散歩した感じだと
全体的に男性と女性比率はそこまで文系理系で変わらない。
(文理で変わるのはアングロサクソン率だと思う。)

現に、うちの研究室は日本では女性率が実に低い
マテリアルサイエンスであるにもかかわらず、
7人中2人が女性である。

これは驚きの事実だ。

そして、人種も多種多様。
LAは人種のるつぼっていうけどUCLAも人種のるつぼである。

今日なんかキャンパスを歩いていると、
ちょうどサークルの勧誘の時期なのか、
〇〇国ユニットと書かれている看板やブースが無数にあった。

結局はそれぞれの国の人たちで固まるわけだ。
それには理由があって、何か困ったことがあったとき頼れるのは
やはり母国語が一緒のほうが頼りになる。
これは、最近の僕は本当にそう思う。

話は戻って、UCLAには女性が多いが
スカートをはいている人が実に少ない。
UCLAというかWestwood全体の傾向かもしれない。

今日は時々いたけど30人に1人くらいで
はいていてもすごくシンプルなものでおしゃれなものはほとんど見ない。

僕はパンツスタイルよりもスカートのほうが好きなので
少し残念だ。

きっと何か理由があると思う。
日差しが強いは理由にならないな、
車社会だからというのも理由にならない。
治安が悪いからというのは理由になる。
動きやすいからというのも理由になる。
昼が暑くて夜が寒いというのも理由になる。
日差しから身を守るというのも理由になる。
空気が悪くて日差しが強いからおしゃれ着がすぐダメになる。

こんな感じだろうか。

P.S.
あ、でもすごく胸のあたりが開いた女性が結構いる。
胸が大きすぎて苦しいのだろうか?
僕のスカートをはく理由を考えると露出は下げるはずだけど。

アメリカンアパートメント


ここUCLA周辺はwestwoodという地域で、
サンタモニカとビバリーヒルズに挟まれた
治安のよい地価の高い地域です。

なので、前回のアパート探しでも書きましたが、
いま僕の住んでいるところの家賃はハッキリ言って高い!
日本で嫁さんと一緒に住んでいる家より高い!!
(決して日本の家が地価の安い場所ではない)

アメリカにはもっと地価の高い地域もあるらしく
東京が世界一の地価を誇った時代はどこへ行ったのかという感じです。

そんな高額アパートですが、
その住み心地についてレポートします。

部屋は1BEDROOMといって、
LDKにベッドルーム、バスルームという構成で、
一つ一つがアメリカンサイズ。
LDKは15畳くらいで、ベッドルームは6~8畳くらいだとおもう。

広々としていて、白を基調にした部屋のため
清潔感があって気持ちがいい。
LDKには大きな窓が付いている。

共用設備として、トレーニングルームと屋上プール、バーベキュー設備、ジャグジーがある。
周辺環境はよくて、24時間コンビニがそばにあるし、ご飯を食べる場所もある。
中心街までは歩いて数分とwestwoodライフを楽しめる。
UCLAまでも15分くらい。

ここまでは、すごく良さそうだけど、
建てつけなどはアメリカ人らしい。
扉の枠と言おうか扉が収まる部分は普通まっすぐ作ると思うけど、
それが斜めになっている。

傷とかは上からペンキを塗っただけで、
ペンキを塗ったところは古い傷だから大丈夫。

入居してみると、
ライトは点滅するし、破裂するし、
ガスコンロの4つのうち1つはつかないし、
バスルームのガラス戸は外れるし、
窓の鍵はかからないし、
大丈夫かって感じの部分が多々ある。

マネージャーにいろいろお願いすると
「何度も言わないでくれ、新しいことかと迷うから。一度言ってくれたら覚えているよ。」
といわれる。
で、今日1つ確認したら忘れていた(笑)。

そんなこんなで、少し不安になったりもしたけど、
今はいろいろと改善もされたし、
最初にお願いした無料で家具を入れてもらうっていうのも完了したし、
インフラも整ってきたので
それなりに快適な生活に変わろうとしている。

いろいろあるけれど、
韓国人が「お前のところは今俺が住んでいるところの2倍くらいの値段だ。」というだけあって、
嫁さんと生活を送れたらいいなって思うくらい良い部屋であることには違いない。

P.S.
こっちの照明は基本的に白熱球。
蛍光灯がないわけじゃないけど、蛍光灯は商業用らしい。
家ではリラックスできないといけないからとのこと。

学生とは雇用関係

日本の大学、大学院では学生が行きたい研究室にお金を払って進学しますが、
UCLAは優秀な学生が来るように教授がお金を払って学生をリクルートする。
つまり、優秀な学生が欲しかったら給料を高くする。

これは実に明瞭な方法です。

研究も資本主義ということは述べましたが、
教授は投資されたお金をどのように使ってもいいわけです。
人的資源が不足していれば人的資源にお金を投資し、
装置などの物的資源が不足していれば物的資源にお金を投資する。
そして、より多くのお金を持ってこれれば
契約更新してもらえる。

逆に、学生としてもわかりやすい。
より多くのお金を得たければしっかりと研究能力を養っておく。
つまり、学部時代の基礎学力などを身につけることが
自分の価値に直結するわけです。
いかに、魅力ある人的資源かをアピールすればいいわけです。
そういった材料を学生時代に集めておくと、高く雇ってもらえる。

ただ、これだけがすべてではない。

うちの教授が言っていたのだが、
学生を雇う際には面接があって、CVのようなもの(履歴書)を見るが、それ以上に人となりを重要にする。面接で話した10分20分を大切にしている。いくら優秀な人でも人間性がそぐわない人なら雇わない。ただし、自費でくる人は歓迎する。

そりゃそうだ。

よし!僕は大歓迎されている。

遅刻厳禁。

セミナーの最後のプレゼンターが遅刻しました。

日本なら少し来るまで待ってみましょう。とか
連絡してみましょう。とか
なると思いますが、

UCLAでは来てないから終わりにしましょうとなった。

別に時間が教えていたわけでもなく
そのあとにUCLA見学がそのあとあっただけで
いかようにもできたのにである。

僕は見学は去年したので
今回は見学せずにラウンジで作業していました。
そうすると、遅れてプレゼンテータの人がやってきました。

受付で遅れたっていうと、
もう終わったといわれて、
すこしあわててたけど、ま、いいかって感じでどこかに行ってしまいました。

UCLAでは遅刻厳禁のようです。
気をつけないと。

学生も働きます。

日本の会議の準備などは取り仕切りの先生のところの学生が行うか、
ケータリングなどで準備をしてもらったりするかだが、
アメリカではどうも様子が違う。

先日のセミナーや他の校内の施設などでは
どうもそれを仕事にしている学生がいろんな仕事をしている。
コーヒーの準備や食事の準備、バーテン、事務の窓口、校内案内
いろんなところで学生が働いている。

こうすることで、学生は生活費を大学で稼いでいたりするようです。
(独断と偏見)

こうすることでやりたい人が仕事をできて
やりたくない人が仕事をしないですむシステムがあるのは
なかなかうまくやっていると思う。

絶対に仕事をしたい人が仕事をするほうが
仕事の質も上がりますからね。

それなりに機能しています。
言われなかったら、どっかのサービスだと思いました。
個人的には、食事の質はもう少しあげたほうがいいと思う。

P.S.
いま日本で雇用問題が取りざたされているけど、
何かヒントになるかもしれない。

さきがけ

JAIST-UCLAのジョイントセミナーで一緒になった研究員から
予算に関するアドバイスをもらいました。

それは「さきがけ」という予算についてです。

「さきがけ」という予算は研究者個人に与えられる予算で、
これがあるといろんなところにお金を持っていくので
就職が楽になるそうです。

ただし、さきがけは分野が特定されているので
分野が一致しないと難しいらしいです。

さきがけは多少無理そうなことでも
その人なりのオリジナリティを持って自分で考えたテーマであることが大事らしいです。
そして、自信を持ってやっている姿勢が大事らしいです。
論文とか実績がほとんどなくても通ったりする珍しい予算です。

その人の研究はオリジナリティにあふれているので
通ってその通りだと思うのですが、
面接で困ったことを質問されたらしいです。
でも、その困った質問を正直に認めそのうえでこうなると思うって答えたらしいです。
そうすると、面接に通ったらしいです。

ちなみに、その人はさきがけの会合で
君の面接にはだまされたと今では言われているらしいです。

興味深い内容だったので、みなさんとシェアしたいと思います。

先生も人間です。

ネットが開通したので、ようやくたまったネタをアップできます。

この前の木曜金曜と、JAIST-UCLAのジョイントセミナーがあったのですが、
そのあとの懇親会でようやくうちの教授とまともに会話をしました。
で、僕が既婚者であることなどを話すわけですが、
すると少し残念そうな顔をしました。

遊び友達が来たと思ったみたいで
独身男性らしい遊びを一緒にできると思ったようです。

ま、それはいいのですが、
僕は最初JAISTの人と話していました。
そこに、教授と友達がきて話したわけですが、
教授が「お前もビール飲むか?とってきてやるよ。」と聞かれたので
飲みますと答えると、仮設バーにビールを取りに行きました。

その間、また日本人と話していたのですが、
教授にビール取りに行かせてもいいものかと思いつつも
実際に取ってきてもらいました。
少し時間がかかっていました。

そして、教授は別のJAISTの人が東大出身だよって言ってくれたので、
ここに来てる人の中で東大出身の人が多いことを伝えました。
にもかかわらず、あの人は東大出身だあの人は東大出身だって繰り返し、
最終的にその東大の人を僕らのテーブルに呼びました。
その人は日本の理系には珍しく女性研究者で、元マテリアル工学出身だったようです。

読んだあと話をしていましたが、
次は友達にあのバーテン韓国人だぞ、電話番号聞いてきたほうがいいぞっていうわけです。
ここで、ようやくわかりました。
そのバーテンも女性でした。

うちの教授は結構女好きです。

そして、懇親会が終わった後に
その日本人女性とその付添外国人研究員を連れて
飲みに町のバーまで行きました。

そこで、最初は全員で飲んでいたのですが、
途中から僕は友達と、日本人女性は外国人研究員と、教授はバーにいた見ず知らずの白人女性と
話していました。

学生の前で、ナンパです。

友達曰く、教授はいつもあんな感じだよ。
去年のクリスマスに彼女に振られて
それ以来飲みに行くと相手を探しているんだよ。

なるほど、でも明らかに一対一に持っていっているそのテクは
すごいと思いました。

どちらかというと色グロで白人は難しそうなのに・・・。

アメリカは自由の国だと
改めて思いました。

P.S.
そのあと二人がどうなったかはわかりません。
ぼくと友達は二人が盛り上がっていたので、
先に帰るよって行って店を出たからです。

これぞ、アメリカ流と友達は言ってました。

2009年1月20日火曜日

上下関係>論理性

うちの研究室は
スペイン人:一人 (ポスドク)
ロシア人:一人 (ポスドク)
アジア人:一人 (マスター)
韓国人:二人 (ドクター)
日本人:一人(僕)
インド人::一人(教授)
とアジア人が多いです。

ネイティブがいないので、僕が聞き取りやすい感じです。
教授の英語がきれいでかっこいいので
教授とたくさん話して彼の英語をコピーしようと思います。

で、教授と話していた時のこと。
教授にアメリカはいいか?って聞いてみました。

すると即答です。
「イエス」

その理由は、
アメリカは年上の言うことが絶対じゃない。上がダメと言っても、やりたければ「どうしてやらないんだ」って言って、やりたいことをすることができる。上が反対することを若い人がすることで、全体としての研究の幅(想像力)が広がる。これは、研究する上で大きいんじゃないかって思う。だから失敗してもいいから、自分のやりたいことをできる。そして、あきらめない限りそれは失敗ではない。だから、お前の研究もやってみようと言うことができた。
らしい。

たしかに、日本では上の言うことに若い人が意見をぶつけると、
なんだかんだで上の人は自分の意見の正しさを守るために
理由をつけて反対することが多い。

こういうのはアジア的であって、
教授であろうと友達であろうとファーストネームで呼び合う
ヨーロッパだからできる上下関係ではなく正当性の是非だと思う。
もちろん、上の言うことは経験的に判断していることだろうから
あながち間違っていない。

ただ、経験で駄目だからと言って
行動しないのは可能性を摘んでしまう。

材料の開発なんて、百打てば一は当たるって感じの研究が多いわけで、
これを経験で否定してしまえば夢の材料は発見されないだろう。
青色LEDなんかも開発がずっと後になっただろう。

ただ、これは僕が聞いていたアメリカの研究手法(論文のために確実性の高いことをやる)とは違う。

僕の考えでは、論理だけでも経験だけでも駄目なだけでそのバランスが重要。
経験的に良さそうなところを論理的にしぼって、その絞った周辺を経験的に確かめる。
そして、絞り切った部分を論理的手法で攻めてみる。
それでだめならある程度経験的に。
そして、説明は論理的に。

この考えそんなに悪くないと思うけど・・・。
一度、教授に研究を考えるときはどうしているか確認してみようと思う。

P.S.
うちの教授は若いけど、Natureに論文を通したり、イリノイ大で優秀賞をもらったり、IBMで研究した経験があったりする。
なので、良い研究をするポイントのようなものはきっと知っているはずだから。

研究も資本主義です。

うちの研究室の教授はテニュアトラックでこの3年で結果を求められているようです。
テニュアトラックというのは期限つきのポジションから期限なしのポジションになるための
試験のようなものです。

この試験で求められるのは、もちろん結果ですが、
少し様子が違うようです。

僕らが考える結果というのは論文数ですが、
教授たちの考える結果というのはお金をどれだけ取ってきたかです。
ここまでは、想像できた人もいるかと思いますが、
そのお金の金額が大事になってきます。

うちの教授はいくらお金をもらっているのかはわかりませんが、
たとえば2,000,000ドルのお金をもらったとします。
そうすると、2,000,000ドル以上のお金を持ってくることが要求されます。
それが出来なければ、クビらしいです。

厳しいー!

つまり、こういうことです。
2,000,000ドルの投資をしたんだから2,000,000ドル以上のリターンを求める。
実に、アメリカらしい資本主義に根差した考え方です。

僕は今まで教授の評価はどうして取得したお金の総額で決まるか分かっていませんでした。
しかし、今ならわかります。

しかも、年利10%で回せるよりも、年利30%で回すことが求められるわけです。

ただ、今の日本の研究市場でそれを達成するには
世の中のはやりに乗らないと実現が難しいです。
企業にせよ、国にせよ、
それぞれははやり以外のことに投資したがりません。

僕は大学に自由を求めて残りましたが、
少し考える必要があるのかもしれません。

はやりにうまくマッチさせて自分のやりたいことを主張するというスキルが
一番必要なのかもしれませんね。

コーヒーショップでネットができる。

ずいぶんご無沙汰しております。
もっと頻繁に更新をする予定だったのですが、
こっちについてみるとネットにつなげる場所がなかったので
更新できませんでした。

当初、こっちに来たらアパートにはある程度生活用品がそろっていて
契約さえしてしまえば普通に生活できるようになって、
どこかでネット出来ると思っていました。
せめて、ネットカフェとかあると思っていました。

が、いざ生活始めてみると、
家は生活用品をそろえることから始まるし、
電気、ガス、ネットの契約をしないといけない。
しかも、それを電話でするってなると何言ってるか分からないんですね。

という感じで、普通の生活することが難しい状況が続いていました。

ネットにつながらないと、
ブログの更新は勿論、メールチェックや今の状況の連絡を取ることもできません。
そこで、なんとかネット出来る場所を探しました。

ひとつはUCLAの建物の外。
ここは一度ゲストのアクセス権限を期限付きでもらったので、
使えることが分かっていました。
でも、わざわざそのためにキャンパスまで行って、
建物の外でネットっていうのもなぁと思いましたが、
昨日それをしてきました。

使えないよりも、ずっと良かったです。

二つ目は、コーヒーショップ。
LA(UCLA近辺だけ?)のコーヒーショップはワイヤレスでネットに接続できます。
コーヒー一杯で何時間でもネット出来ます。
接続にはIDとかどこかのプロバイダとの契約も必要なく便利です。
近くの席の人はコンセントをさしてネットしているくらい普通に使えます。
ただ、店が開いている時間だけなので、日本との会話を楽しむことはできません。

このフリーでネット出来る環境は近いうちに日本にも輸入されるんでしょうね。

にしても、持っているPCがワイヤレスついてなくて、
USBワイヤレスをもってきたのは
大正解です。

LAに来るときはぜひワイヤレスを持ってきてください。

P.S.
ネット出来るところでは店内で誰かがPC立ち上げているのでわかりますし、
入口にTotally Free Wi-Fiという表示があったりします。