2009年1月21日水曜日

学生とは雇用関係

日本の大学、大学院では学生が行きたい研究室にお金を払って進学しますが、
UCLAは優秀な学生が来るように教授がお金を払って学生をリクルートする。
つまり、優秀な学生が欲しかったら給料を高くする。

これは実に明瞭な方法です。

研究も資本主義ということは述べましたが、
教授は投資されたお金をどのように使ってもいいわけです。
人的資源が不足していれば人的資源にお金を投資し、
装置などの物的資源が不足していれば物的資源にお金を投資する。
そして、より多くのお金を持ってこれれば
契約更新してもらえる。

逆に、学生としてもわかりやすい。
より多くのお金を得たければしっかりと研究能力を養っておく。
つまり、学部時代の基礎学力などを身につけることが
自分の価値に直結するわけです。
いかに、魅力ある人的資源かをアピールすればいいわけです。
そういった材料を学生時代に集めておくと、高く雇ってもらえる。

ただ、これだけがすべてではない。

うちの教授が言っていたのだが、
学生を雇う際には面接があって、CVのようなもの(履歴書)を見るが、それ以上に人となりを重要にする。面接で話した10分20分を大切にしている。いくら優秀な人でも人間性がそぐわない人なら雇わない。ただし、自費でくる人は歓迎する。

そりゃそうだ。

よし!僕は大歓迎されている。

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