こっちの研究室は店じまいが早い。
これは評判通りのようで、
18時を過ぎると帰る人も多いし、
清掃員の人がトイレの掃除を始める。
もちろん例外はあって、
日本の研究室よりずっと働いている人もいる。
聞いているだけで、大変そうな人もいる。
ただ、こっちは契約や投資に対してリターンという考えが
きっと浸透しているからこういう風になるんだと思う。
1日8時間労働という契約で雇われているから
それ以上はしない。
それ以上の給料はもらっていないから、
契約をしなおさないといけない。
こんな考え方かもしれない。
もちろん、雇っている側も同じ感じで、
お金を払っているんだからそれ相応の結果を出してもらわないと困る。
お金分の仕事をしたらそれ以上は好きにすれば良い。
もっと研究しても遊んでも問題ない。
敬うことも年齢の上下も問題ない。
こういう感覚に慣れてしまうと、
日本ではなかなかうまく世渡りしにくいかもしれないなって思う。
日本にあってこっちにあるもの
それをどのように日本に持ち込むかが大事になりそうだ。
うまくやれば、文化の輸入だけで
大成功するんだろうなって思う。
P.S.
その代わり朝は日本より早いです。
僕にとってはきちんとした生活に戻すのにちょうど良い。
4 件のコメント:
アメリカの労働時間の短さは印象に残りますよね。そしてアメリカ人よりも、留学生の方が長く働いているように見えました。
僕はアメリカの方がサポートスタッフが充実してるのが、労働時間が短くなる原因の一つだと思います。例えば、装置のメンテ, 装置のトレーニング, 掃除, 器具洗浄, 廃液処理, 細胞培養, タンパク精製, or 消耗品補充と発注を手伝ってくれる人がいたりしました。自力で全てこなすのは、全体が分かっていいんですが、労働時間はどうしても長くなりますよね。
アメリカと日本では文化的な土壌が違い、土壌改良から始めないと、そのままの木を植えても育たないとも感じました。これはアレンジが必要なんでしょうかね。
> Moemoeさん
それがねー、スタッフたちの変える時間を見ているとそうなんだけど、僕の周りはなかなかハードワーカーが多いみたい。この週末も出勤するって言ってたし。
まだ、システムははっきりしないけど、発注とか消耗品の充填とか学生がやってるよ。この辺はやっぱりLAはアジアな感じなのかな。もう少し良く見てみます。
アメリカというと、集中力と時間力そして何よりも結果への欲求が高くなる。。。と外資系アメリカ企業で20年働いた私の印象です。
しかしながら、この集中力ということも時間的な考え方も海外でも土地土地によって違うということを最近痛感しております。
個々の時間的な考え方も違う。要は人間はみんな考え方が違う!ということであると最近とみに思います。
とはいえ、日本にいるとき、日本人はよく働くなーと思います。別に効率が悪いというのではなく、とにかくよく働いていると思います。
アメリカにいると更に個々に違うことをさらにさらに痛感するかと思いますので、外資系というか、、、
ひとつ「長いものには巻かれろ・・・」これは外資系のトップ会長が私が非常に価値観の相違で悩んでいた時に、スマートにおっしゃったことでした。長いものに巻かれながらも
自分を忘れず、その場で、突き抜ける能力をつけることが、世の中の為になる!とかれは
いっていました。。。ご参考まで。
期待と感謝 拝
> Keiko Mizunoさん
コメントありがとうございます。読んでいただいていたんですね。感謝です。
アメリカは個性を重視とかかっこいいことを言いますが、ヨーロッパの教育とかを見る限りじゃそうではなくて、いろんな国のいろんなルールをもった人が集まってしまったのでそうせざるを得なかったのだと思います。結果的にか策略的にかはわかりませんが、それがうまく機能しているというのが実情だと思います。
僕は日本人は突き抜けた何かを持つのは得意というかうまく働く環境だと思うので、うまく日本人の特徴を活かしていければ良いかなと思います。
コメントを投稿