2009年7月1日水曜日

Google


一昨日Googleに行ってきたので、
とりあえずイベントごとは一段落で
後は研究に集中して研究も一段落させてしまおうと思っています。

と、こちらもいろんなところをプッシュして回って
それなりに進み始めているので
うまくいけば今やっていることが製品化するための
最後のワンピースとできるかもしれません。

ということで、さっそくGoogleのことについて書いてみようと思います。
Googleに行って感じたことを端的に書くと、
特に真新しいことはありませんでした。

こういうとがっかりしたように思われるかもしれませんが、
逆で大きな収穫だなと思いました。
僕の中で、Googleという企業は、
ある意味、神格化されていたからです。

多くの日本人(僕も含めて)は何かにつけて欧米の文化ややっていることが特別ですごいとしがちですが、
世界で近年急成長してトップにまで上り詰めた企業がやっていることは
こうあればいいなということを普通にやっているということがわかったのです。

特に、優秀な人材が不安を抱かずに楽しんで最高の仕事ができるような
配慮がいたるところでされています。

よく報道されるGoogleの特徴は社内にレクレーションがあったり
食堂や売店が無料であったりする
ということですが、それはそのとおりでした。
僕がGoogleの概観を見た第一印象は大きな娯楽施設というもので
間違っていないと思います。

外には大きな広場と川が流れていたりするし、
お楽しみ施設もいろいろとあるし、
何より建物の数が30くらいあるということで
何でもあるのだと思います。

そして、社員自身がやりたいことをできるようになっているし、
労働時間は自分で本当に自由に設定してもいいらしいし、
労働時間の20%は自分の好きなことに使っていいし、
アメリカなので当然生活もしっかり楽しめるし、
きちんと働いていれば首になる心配も極力取り除いてあるし
業界を築きあげた人たちが普通に同じように仕事をしているし、
そういう人たちと一緒にプロジェクトをすることもできるし・・・。

と、後ろ向きになる要素を取り除き、
その上で前を向いて走る最高の環境づくりがなされているわけです。
後ろを見ずに前を向いて最高の仲間と走れれば怖いものなしですね。

そして、プロジェクトをまとめる人たちは
そうやって最高の状況で上がってきた結果を
どのようにまとめるかが問われるところです。

つまり、日本のように指揮命令系統が上→下というトップダウン的ではなく
下→上というボトムアップ的になっているわけです。
だから、最後に目標の形にまとめるわけで、
出来上がるものは目標を達成できているようになるのです。
これはやろうと思ってもなかなかできないですね。

なにより、下への信頼感がなければやってられない。
だから、採用の段階で下に入ってくる人はしっかり見ます。
しかも、見るのは人事ではなく現場のエンジニアたち。
人事は紙仕事するだけらしいです。
だから、本当に必要とされる人材を採用することができるんですね。
日本の企業はお客様は神様だといっているけど、
仮に神様だとして、その神様に与えるサービスの質を上げるためには
社員を良い状況においておかないといけないんですよね。
P.S.
昨日書きながら寝てしまったので、
何を後書きたかったのかわからなくなってしまいました。

2 件のコメント:

高木 敦也 さんのコメント...

写真の建物の中、ゲームセンターみたいになってますよね。私には、ランドリーの存在が当時のGoogleらしさを醸し出していた感じがしました。

ittadao さんのコメント...

> 高木 敦也さん
Googleは本当に社員が不安や不満を抱かなかったり、楽しめたりするようにマネージメントをよくしていると思います。
Googleはどうやって能力を最大限引き出してその結果出てきたことをまとめてプロジェクトとしようと考えているのに対し、他の企業はプロジェクトの達成目標ありきでそれを達成するために手持ちの能力をどう配置するかということを考えている気がしました。