2009年3月1日日曜日

ショートカット

3日前から、久しぶりに風邪らしい風邪を引いてしまって
今日は家でおとなしくすることにした。
たぶん、LAの生活に多少慣れてきたのと、
朝晩の寒暖差が激しいことが原因だと思う。

さて、今日は学歴ショートカットの仕方を書いてみようと思う。
普通、アメリカでPh.D.をとろうと思うと、
競争に打ち勝って大学院に入って、
その上で教授に裁量が任された審査を経て
だいたい6年かけて学位を取得するようです。

その間、授業を受けている間はUCLAの場合8000ドル/quater
授業が終わると3000ドル/quaterの授業料が発生する。
だから、学生は真剣に最短で授業の単位をとりきってしまうようだ。
なにせ、年間20000ドルも変わってくるから、
真剣味が違います。

と、こういう苦労をどうせするのなら、
短期間でよい大学で学位をとりたいという気持ちはどんどん高くなると思いますが、
実は(たぶんこっちではよくしられているけど)ショートカットする道があるようです。

どういう方法をとるかというと、
リタイアしかけの教授の下につくというものです。
つまり、リタイアしかけで途中で任期が来る教授を選ぶということです。
この方法だと普通6年かかって卒業のところが、
教授の任期に合わせて学位の授与がされることが多いらしく
かなりの時間をスキップできるんですね。

しかも、大物教授のところに行くと
学生の間、あまり面倒を見てもらえない代わりに
「面倒見れなくて悪かったね。これからも面倒見ないって言うのも良くないから別の場所を紹介するけどいってみない?ハーバードかMITどっちかってのはどう?」
て言う話が来たりするらしい。

何じゃそりゃって思いました。
大物教授はもともとハーバードとかMITとかと関係を持っていることが多いためらしいです。
日本じゃ考えられないですけど、
日本よりも人脈・コネ・学歴・お金ですからね。

他にも方法はあって、
共同研究先の教授の友人が過労で心臓発作で倒れたことをショックに
教授も教授職を辞めて企業のコンサルタントになるという例があって
その下で働いていた生徒はその年に博士号を取得できたらしいです。

といっても、そのときまではすごくハードワークだったんだと思いますが。

アメリカは日本のようにルールでがちがちに縛られていないんだなと思いました。
そのかわり、他のものでがちがちに縛られているみたいです。
どっちがいいとはいえませんね。

P.S.
ちなみに修士から博士にコース変更というのもできるようです。
うちの教授は修士の学生に博士に行かない?といつもミーティングで言っているから。
修士の学生はいつも「いかない。お母さんがそういってるから」と言っています

2 件のコメント:

natsu さんのコメント...

すんごいね、
でも、面白い!
山田くーん、座布団もってきて”笑”
http://www.youtube.com/watch?v=xhkmUAorOeU

ittadao さんのコメント...

> natsuさん
コメントありがとうございます。
笑点かと思ってリンク先いったら、
違ってびっくりしました。

でも面白かったです。