2009年5月1日金曜日

研究室の金銭感覚

そういえば、UCLAと日本の大学で違うことを
また見つけました。

それは、実験装置の利用について。
よく、日本は個人の研究室で装置を持っているけど
アメリカは装置をみんなで購入してシェアするということが
いわれています。

それはもちろんそうです。

それ以外に見つけたのは
実験装置を使うことに対する金銭感覚です。

日本の大学では実験装置は
予約して、使っておしまいです。
お金のことなんかまったく気にせずに
使いたいように使えます。

一方、UCLAでは実験装置は予約するほかに
使った後で使用記録シートの提出が必要です。

内容は
名前、日付、学部、電話番号、指導教官、使用時間、消耗品の利用、サイン
といった感じです。
使用時間と消耗品の利用の横には単位あたりの値段が書いてあり、
実際の使用に対してどの程度課金されるかということがわかります。

こういうのって、実験装置を真剣に使うようになるためには
必要なのかもしれません。

日本にいるときは無制限に使えるって感じで
お金のことはまったく気にせずだらだら使っていたような気がします。
一度に並列でいくつかの装置を使って、
一つ使っている間は他の装置待機という状況も良くありました。

まぁ、それにはそれでかなり自由に研究ができるという利点もあるのですが、
どうも気持ち的には働いているという感覚がなかったような気がします。
こっちにいる人は学生でも、
多少の給料もらっているし、実験するために必要な費用をしっていますから、
無駄遣いしないでおこうという気持ちが強いと思います。

どちらにもいい点があり悪い点があるわけですが、
どうにかしていいとこ取りをしたいものです。

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