2009年5月1日金曜日

UCLAにみる階級社会

以前、僕は自分のオフィスをもらったって書きましたが、
それは建物が新しくまだ人がきていなかったからのようです。
今はポスドク部屋の一角にデスクをもらい4人1部屋の生活をしています。

さて、UCLAは日本の大学と違って
研究室というものがないのかもしれません。
いってみるならば、何かを研究しているグループというだけで
特に研究室のような○○先生の学生の居室というものはないです。

ただ、学生が一堂に会して席をもらえる部屋があります。
キュービックルームといって写真のようなパーティションで区切られたデスクをもらい、
そこでいろんな研究グループの人たちが共同利用しています。

なので、がやがやと騒がしかったり
ご飯のにおいがきつかったり、
寝ている人がいたり、
動画を見ている人がいたり、
勉強している人がいたりと、
ほんと人それぞれな感じで使っています。

そして、もらったスペースは自由に使ってよく、
ごみだめのようになっている人や
写真のように比較的整理整頓のできている人など
性格がでています。

そんなキュービックの脇にポスドク部屋はあります。
うるさいときや人がいないときは扉を閉めてしまいますが、
基本的には扉は開いています。
そして、学生がポスドクにアクセスしやすくなっているわけです。

先生も誰かに空いたいってなると
キュービックルームに行けば全員の座席があるわけなので
すごく便利そうです。

もちろん、上に書いたようにいい面もあれば悪い面もあります。
ただ、最近の日本に欠けている横のつながりが
ものすごく広く強くなるような気がしてならないので、
多少こういう機会を日本にも輸入するといいなと思っている限りです。

あ、タイトルとだいぶ内容がずれてしまいました。

どの変が階級社会かというと、
学位なしはたこ部屋
学位をとると4人部屋
ファカルティになると専用部屋
という風に、どんどんグレードが上がるというところです。

目に見えて変わっていくと、
扱いも変わるというものです。

学歴社会ではこういうの大事なのかもしれませんね。

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