2009年3月21日土曜日

つかみでは夢を語る。

今日のグループミーティングには新しい人が2人きていた。

毎回、発表をして英語を話すこととみんなを刺激することを
僕は目標にしているので今日も話したのだが、
そのときに教授に何の研究をしているのか話してあげてといわれた。

そこで、普通に話を始めると、
5分で説明してあげてといわれたので
ちょっと難しいなと思いつつも5分で話そうとした。

で説明していると、
それを1文で説明してといわれた。

要求があがってるよ、教授。
さすがに1文は無理だと思ったので、
それは無理といったところ、
教授は彼は高効率で斬新で環境にやさしい○○を作るために、この研究をしているんだよと説明した。

そういい終わった彼の顔は、こうするんだといわんばかりだった。

最初の要求は研究を説明してくれで、
次は5分で説明してというものだった。

これを聞いた僕はサイエンス的に何が面白いかを
話さないといけないと思ったけど、
教授の要求は専門的な知識がない人にやっていることが面白いと
思ってもらうようにこの研究が達成された暁には
どんな夢のデバイス(四次元ポケットとかどこでもドアとか)ができるのかという話をしてほしいということだった。
そして、そこにサイエンス的な面白さは必要なかった。

確かにつかみはこうあるべきかもしれないと思った。
具体的な話をする前に、夢に気づいてもらえば
きっと興味を持って具体的な話を聞いてくれるはず。

やっぱりエンターテイメントなんだなと思った。

1 件のコメント:

ittadao さんのコメント...

昨日の日本人の会でも、何やっているの?と投資銀行の人に聞かれて、ナノテクの材料開発とかいったけどわかってもらえなかった。きっと環境問題といえばよかったんだと思う。

この辺の溝は研究を続けてきたことでできたもんだな。

研究者以外の人はどんなすごいことができるかを知りたいわけで、どうしてそれを達成できるかの部分はあまり興味がないんです。