これもStanfordにいったときにしったことだけど、
アメリカで寄付というと日本の寄付という意味合いとかなり違う。
日本では寄付というと
本当に寄付。
見返りを求めない援助という感じだと思う。
でも、Stanfordのクリーンルームに入ってKさんと話していたところ
どうもこっちでは寄付というのは見返りなしというわけではないようである。
確かに、Silicon Valleyの会社からお下がりの装置などは
日本で言う寄付という感覚でStanfordにあげているようなのだけど、
最新の設備の寄付となると話は違ってくる。
その設備を使って成果を出して、
その報告をしてもらうという形が寄付ということである。
日本で言うなら投資に近いのかもしれない。
アメリカでの投資はリターンを得るところまで考えるだろうから、
寄付は成果の報告を受けるところまでということになるのだろう。
こういう形でなら、日本の企業も多少は寄付をしてくれるかもしれないなと思う。
お下がりでいいからそれが研究室に入ればそんなに素晴らしいことはないだろう。
で、写真はGatesビル。
ビルゲイツの寄付によって立てられたコンピューターサイエンスの研究棟。
こっちは、Stanfordという格式のある場所に建物を残すことで
後世まで自分の存在を知らしめるということを見返りに思っているといわれる。
アメリカのお金持ちが大学に建物を建てて、自分の名前をつけるという常套手段ですね。
Stanfordはシリコンバレーで発展した企業が沢山あるから
そういう意味で寄付でいろんなものを手に入れている
大学だなぁと感心した。
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